前回、「スタジオガラスTANI」さんで体験しましたが、そこでオーナー
さんから、「ポンテさんのスタッフに、今度結婚する人いるでしょう?
名前はちょっと分からないけど。」という話を聞きました。
 
工房到着後、早速H先生を捕まえ聞いてみると「あー、僕の結婚は
2年後です。今はガラスが恋人ですね(涙)。」と言われてました。
 
という事は、O先生か・・・オメデトウございます!
そんな訳で、幸せ一杯のO先生指導の下、今回も頑張りますよ!
 
今回はビアマグに挑戦します。というのも、「ビアマグランカイ5」という、
オリジナル・タンブラーの公募を見たからです。 
(4月5日に締め切られちゃいましたけど)
 
まっ、エントリーする程の技術は無いのですが(涙)、もし自分が出すと 
したら、どういう作品を作るか・・・ちょいと考えて見ました。
 
私の好きなビールと言えば、黒ビール。
で、黒ビールと言えば、やっぱり「ギネス」。 
「ギネス」と言えば、アイルランド。
 
そうして考えていたら、2002年日韓共催のサッカーW杯を思い出しま
した。ベッカム人気が凄かったけど、私が2番目に感動したのは、アイル
ランド代表の試合でした。(もちろん1番は日本代表の試合ね。) 
 
そういやー、スタンドで熱い応援をしていたアイルランドサポーターのオッ
サン達、元気かな・・・ などと、感傷に浸っていたら思いつきましたよ! 
共に、サッカーとビールを愛する仲です!この人達に似合う、黒ビール専
用タンブラーを作ろう、と考えました。
 
今日のポイントは、
(1)上玉を巻いて吹く時に、なるべく底の方にガラスを溜める。
(2)ダルマで暖める時には、グラス中央部から底の方を中心に暖める。
 

ビアマグ

<ビアマグのマンガ>
<熱きアイルランド・サポ>
「このオジさん達、元気かなー」と
思ったわけです。
<製作したビアマグ>
こんな出来では、アイルランドの
オジさん達、喜んでくれないな・・・

(写真は大きくなります)
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まずは1つ目。
この日は、ガラス生地が少なく、下玉取るのに非常に苦労しました。モタモタしてると、吹き竿が真ん中
から先が熱くなりますよね?こんな状態で、ベンチで竿転がしたら”ジュー!”と手を火傷してしまうので、
気をつけましょう。
 
下玉を2回に分けて取った後、いつもの工程を踏んで製作。これが、結構上手くいきました。
さあ、もう一度ダルマで暖めて底を作ろうとした瞬間、ダルマの中で”クッシャッ!”と潰れてしまいました。
(大体、こういうモンですよね。上手くいった!ってヤツほど、最後にポンテ竿から切り離す時に落として
割ったりとか。皆さんも、そういう経験ありません?)
 
原因は、肉厚が薄かったグラスを、暖めすぎたからではないかと思います。
 
気を取り直して、2つ目に取り掛かりました。
イカついオジさん達が「カンパーイ!」をして、”ドギャーン!”とグラスをカチ合わせても、割れないだけの
肉厚だけは確保できた?ものの、写真の様に上部が小鉢っほくない、底が歪んでいる等とても納得いく
物にはなりませんでした。
 
アイルランドのオジさん達へ 
今一度、チャンスをください(笑)。次こそは成功させますんで。