プチ観葉植物(ハイドロカルチャーのすすめ)

プチ観葉植物(ハイドロカルチャーのすすめ)

吹きガラス教室で製作しているものは、酒器と花器が中心なんですけど、ここでは花器につい
てお話したいと思います。(大した話じゃないけどね)
 
吹きガラスをやる1年ほど前に、風水で「南側の窓に1対の観葉植物を置くと運気が上がる」と
いうのを目にして以来、観葉植物に興味を持ち、育てるようになりなりました。
 
そしてガラス器による観葉植物飼育へと走っていくわけなんですけど、当時(いまも?)植物を
植えるだけの大きな花器製作は技術的に未熟で難しいため、通常のコップサイズのもので飼え
ないかな、と思ってました。
 
そんなこんなで探していたところ、プチ観葉植物・ハイドロカルチャーなるモノを発見。
鉢の大きさを確認してみたら、自作タンブラーのサイズにピッタシ!
早速ネットでセットモノを購入。付属のプラスチック容器を速攻で廃却し、自作ガラス器に移し換
えてみました。
 
現在は、パソコンデスクの脇に置いて楽しん
でいます。特に、HP製作中にページ構成や
文章に詰まり「あ"ぁー」となった時に眺める
と、やはり和みますよ(笑)。
 
「緑のある部屋作り」というのも、結構面白い
ですね。
 
【ハイドロカルチャーとは】
ハイドロはギリシャ語で「水」、カルチャーは
英語で「栽培」を意味しています。
つまり、ハイドロカルチャーとは「水耕栽培」
のことで、いわゆる観葉植物を水耕栽培用に
品種改良したものです。普通の水耕栽培と
違うのは、ハイドロボールと呼ばれる発泡煉
石を使うことです。
 
 
 
  
 
 
 
 
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
【シックハウス症候群を知ってますか?】
アスベスト材が使われた学校の教室で体調を
崩したり、新築の家屋やマンションに移った途
端、目が痛い、呼吸が苦しいなどの症状を訴え
る人がいますが、この症状が、シックハウス症
候群です。 
 
右図の有毒物質は、微量ながらも常に室内に
放出されており、これら有害物質除去に観葉
植物がいま注目されています。
 
植物が呼吸によって有害物質を取り込むと、 
根の周りの微生物が有害物質を分解し、栄
養源にする事によって、空気が浄化されます。
 
観葉植物の多くは、熱帯地域に自生しこのよ
うな環境下で、大量に発生する有機化合物の
処理を行う役目を担っているため、他の植物
に比べ除去能力が高いと推測されています。
 
また、タバコやペットの臭いを除く働きや、空
気中のカビやバクテリアを抑制する働きもあ
ます。
 
有毒ガス 発生源
ホルムアルデヒド 紙類 燃料 接着剤 カーテン 
フローリング材 家具
ベンゼン インク ペンキ プラスチック
ゴム ファクシミリ等
トリクロロエチレン コピー機 衣類 
ドライクリーニング等
つまり、シックハウス症候群から私達を守るのに役立つ植物というわけです。
 
【オフィス環境の改善にも威力を発揮!】
近年、「テクノストレス」と言う言葉を耳にするようになりました。これは、オフィスで1日中パソコン
やCAD等の機器を使ってVDP(視覚表示装置)作業をしている人達に起こる症状の事で、例えば
目の疲労、視力の低下、、肩こりなどが代表的な症状です。
これらの症状は、緑を目にする事で緩和されるという研究が発表されています。
緑には、視覚疲労の緩和、大脳皮質の活性化を促す働きがあるようです。
 
またオフィスでは、精神的なストレスも溜まりがちです。そうしたストレスを癒してくれるのも、緑の
効用の1つです。
オフィスの緑を眺める、手に触れて見る、それだけで心は癒されると思います。
 
メンテナンスが簡単で、オフィスやパブリックスペースでも活躍するハイドロカルチャーは、このよう
に、社内の人々のストレス解消にも、力を発揮しています。
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オイラのパソコンデスク(兼食卓)。
このページを製作中に撮りました。写真はマッサンゲアナ
という観葉植物。自作ランブラーでハイドロしてます。

ハイドロボールは、多孔質で保水力があり、石と石の間に空気をたくさん含んでいるので根の健康
状態を保つには理想的なのです。
ハイドロボールのかわりに軽石や素焼き片、ビー玉、レインボーサンドなどを用いてもハイドロカル
チャーは楽しめます。
要は、養分、水分と空気を根に供給できて、植物が倒れないという条件が揃っていれば良いのです。
 
このハイドロカルチャーの特徴として
1.土を使わないため、カビや悪臭、害虫の発生が少なく清潔である。
2.水やりを回数が少なくて済む。(管理が楽で手間が掛からない)
3.有害物質を吸収し、空気を浄化する。
 
以上が挙げられます。
 
【ガラス器で行うメリット】
ハイドロカルチャーの管理方法は、基本的には水が無くなりしだい、入れればOKなのですが、陶器
や透明でないプラスチック鉢の場合、水位計をつけないと管理が出来ません。
 
ガラス製の容器でハイドロカルチャーを行えば、水位が目視確認出来ます。
 
そうです!ガラス器で行う最大のメリットは、水位が目視確認出来るので水を注ぐタイミングが掴みや
すい、という所です。
このHPをご覧になっている皆さんは、ガラス工芸に興味がある、若しくは既にやっているという方が
多いと思います。
なので、ハイドロカルチャーに興味を持ち”やってみよう!”と思ったら、鉢(容器)は自作品でやって
みてください。