前回は初の花器に挑戦しましたが、酒好きな私としては再び路線を変更、酒器・盃を製作したいと
思います。
 
今回のポイントは、
(1)竿を斜め上に向け、膨らましたガラスを潰す。(私的にドローアップと命名します。)
(2)紙ゴテで口元を広げる。
以上の2点です。
紙ゴテは、普通タンブラー製作時にも使用している工房さんもあると思いますが、私は洋バシを使っ
て教わっているので、今回は初めてなんですよ。上手くいくんかな〜。
 
では、さっそくチャレンジ!
下玉を取り、軽く膨らましたあと、上玉を巻きさらに吹きます。そしてダルマで暖め、いくぞー!(笑)
 
結果は・・・残念ながら失敗!(涙)
 
親指で吹き竿の口元を上手く押さえきれず、丸かったガラスが凹んでしまいました。
吹き竿の口元をしっかりシールしてないと、ガラス内のエアが全部抜けてしまい、凹んじゃうんですよ。
その後、O先生の手直しにより、なんとか次工程の紙ゴテに進みました。
 
小鉢だよ!
写真右が今回製作した物
口広げは、洋バシでも今まで自分の思い通りに
いった試しが無く、全く自信がありませんでした。

O先生のアシストで何とか形にはなりましたが、
いやー、やっぱ難しかった!

ポイントは左記図の通り、紙ゴテを押し当てながら
口元の方へスライドさせていく事です。

ベンチ上で、左手で竿を回しながら右手で紙ゴテ
を使い広げていく、つまり両手を使いそれぞれ別
な事をやる訳なんだけど、相当慣れが必要だな
と感じた瞬間でもありました。

最後に土台作りのため、種付けをやりましたが
はさみで上手く切れず、こちらも失敗しました。
失敗ばかりの1日でした(笑)。

潰す前の準備として軽く
括りをいれ、竿付近の座屈
を押さえる

紙ゴテ(緑)を矢印の方向へ
押しやり、口を広げていく。