今日は体調がすこぶる良いです。(前日PM8:00に寝たから。)
前回のアドバイス&この体調をもってすれば、いい物が出来る!そう思いながら、工房さん
に向かいました。 
 
しかし着いて早々、オーナーさんから衝撃の一言が。
どうやら窯にヒビが入ったらしく、明日から修理(交換?)すると言うのです。 
今日は大丈夫だから、と言う事でやりましたが、生地(ガラス)が少し硬く、これがオーダー品
製作に当たり、微妙?な影響があったと思うのですが、この時は知る由もありませんでした。
 
『時間の半分くらいは透明で練習、残り半分で色付けオーダー品を作りたい』という旨をお伝
えし、いよいよスタート! 
 
1回目は下玉で玉砕、2回目は底が薄すぎてポンテ竿から切り離す時に割れ(涙)。
前回の感覚が蘇らないまま、時間が過ぎていき、いよいよ色付けへ突入。
とりあえず最初は、って事で下玉取り&色付け(フリット)はオーナーさんにやってもらう事に。 
 
上玉以降の工程を自身でやって見ましたが、ここで始めて”おやっ?”と感じました。 
そう、上玉を巻いた時のガラスの切れ具合が、前回と明らかに違うんです。 
前回は竿を持ち上げれば”スパッ!”と切れていたのが、今日は巻いた上玉の先っちょの方 
の形がアイスクリームが如き、トグロを巻いておりそのままの形状で居座ったままなんです。
 
『上手く巻けない→紙リンも下手→吹いても底の方が偏肉になる』という、”逆三段仕込み” 
に陥り(笑)、頭の中は完璧”真っ白!”
ガラスって、ホント生き物だね。設備も含めて非常にデリケートなんだなー ・ ・ ・
 
おっと、感傷に浸っている場合ではなかった。オーダー品を作らねば!
今度はパウダーに変え、再びオーナーさんに手伝ってもらい何とか形にする事が出来ました。
出来映えは、まー今の自分の力ではこんなモンかな、という程度です(気に入ってくれるとい
いんだけど)。 
 
ブローを、あまりやり過ぎないように意識したため、8cm×6cmよりも小柄(多分7cm×5cm
ぐらいになっていたと思う)になり小鉢っほくなってしまいました。 
それと口広げ時に付いた、洋バシの傷が残ってしまい、これが唯一の心残り。 
ガラスの板厚も、3mm強はあると思います。グラスに口付ける所は薄肉の方が、飲みやすい
のですが、堪えて下さい。その分、落としても絶対割れないから(笑)。多分、フローリングに落
としても、床が負けて傷つくでしょう(笑)。 
 
3部作の締めくくりとしての私の感想は、
・オーダーはやはり嬉しい!(友人からなので、多少ミスってもゴリ押しできる。まっ、タダだから。)
・明確な目標があるため、作品作りに気合が入る。
大変図々しい事ですが、自作品がその人の生活の一部となる事が嬉しい。
  
そして、最後にオーナーさんから、 
『男の人が長い期間、趣味をやるのは難しいと思います、仕事があるから。でも(あなたには)
続けてほしいと思います。』と言われました。
 
やります、やります。続けますよ!こんなチンチクリンのままで終われません!
友人が、『お前、スゲーな!!』って言われるレベルまでは、絶対続けます。
 
小鉢だよ!
小鉢だよ!