前日に焼酎を飲みすぎてしまい、起きたらAM9:00。慌てて家を飛び出し、何とか遅刻せず
に工房さんに到着しました。
そうです、今日から再び『グラススタジオ・ポンテ』さんにお世話になります。3週間振りです。 
オーナーさんやスタッフの方も何時も通りで、元気そうでした。
 
今週は、ホームページの更新や手直しで、『何を作るか?』という事まで頭が回らなかったの 
で(新企画を考えました。近日中にUPしますんで。)、今日はO先生の『重曹をやりましょう!』
の一声で決まりました。
  
『重曹(化学式:NaHCO3)』とは、古くから家庭で使われてきたものらしく、食品として、クレン
ザーとして、また、脱臭効果もあるので臭い取りにも使るらしい。
熱すると、化学反応(水と二酸化炭素になる模様)を起こすのですが、これを発泡剤として使用
する事で、グラスの装飾技法となるようです。
 
製作するのは、タンブラーと小鉢、それとペン立て入れ?です。
前回、色付けを行いましたがこれと比較的似ているので、タイムリーなお題です。
ふっふっ、武者修行の成果を見せるときが来ました(笑)。
では、行ってみましょう! 
 
下玉を取りブローした後、少し冷めるのを待ってから重曹を付けます。 
ここがポントなのですが、冷めないうちに重曹を付けてしまうと、その強烈な熱で上玉を巻いた
時に、重曹が発砲しないので注意してほしい、とO先生に言われました。
 
おぉ、そんなんだ!と思いながら上玉を巻き上げたところ、見事に発砲し泡が入っているでは
ありませんか!上玉フェチな私としては、この光景は最高です!
この後、またブローを入れる訳なんですが、この時重曹の泡が中央に来るように意識しながら
吹きます。 
 
小鉢だよ!
2個目は小鉢です。ドローアップやるのも久しぶりだな〜。
こいつも、重曹を中央部に付けてやってみました。
ドローアップ前に軽く括りを入れるのですが、ここでやら
かしてしまいました(笑)。
 
少しスジを付けるぐらいでいいんですけど、ベンチで竿を
回している途中で、ある瞬間、”ムギュッ!”と洋バシを強
く握ってしまい、その箇所だけ凹んでしまいました。
(これはO先生に直してもらいました。)
 
そして最後にペン立て入れ(ストレートタンブラー)を製作。
こちらは、グラスの1/3ぐらいの高さに来るようにやって
みました。
重曹を付けた下玉を下図ぐらい
になるまでダルマで暖める。
 
下玉→重曹付け→上玉・ブローまでは概ね順調。そして、木ゴテで底を作って”ビックリ!”
重曹の泡が底に来てしまいました(笑)。
しかし、どうする事も出来ないので、このまま作りました。洋バシの口広げも上手く行かず、
ストレートではなく、ハの字型のタンブラーとなりました(涙)。
 
出来上がりが楽しみです。