「これ、5分じゃ出来ないだろう!」
と思っていたのですが ・ ・ ・ 
  
自分の創造を遥かに超えてました。作業性と対応が(笑)
 
特にベンチワークは圧巻で、「竿を回す」、「洋バシをアシストする」
「口元を整えるのに木ゴテを当てる」、これらの作業に、それぞれ
社員さんが付いて、つまり3人掛かりで作りました。
(デジカメの写真も、社員の方に撮って頂いたので4人掛かり?)
 
順を追って説明しますと、
(1)まずガラス生地を取りますが、下玉は作りませんでした。
  (ブローしません。)
 
(2)窯を移動して、重曹の泡ガラスを巻き取り、鉄リンで整えて
   いると、別の職人さんが色ガラスの付いた竿2本(多分赤色
   と黄色)持って来て、2本を合体させながら鉄リンでクルクル
   回している吹き竿に巻き付けます。
 
(3)その後に初ブローして、ダルマで焼き戻した後、蓋付き?
   割り型にセットして再度ブロー。
 
(4)あれよあれよいう間に、ポンテがドッキング。
   この吹き竿の切り離し時に、500mlのペットボトル(蓋には
   穴が空いてある)に入った水を、”ドバー!”と掛けます。
 
   そして、これが一番面白かったのですが、洋バシやピンサー
   で、叩いて切り離しますよね?
   それがコチラでは、左手側の吹き竿を持ち上げて、ベンチ 
   のアームに”ゴチン!”とブツけて落としてました。
 
   うむ〜。これは新しい発見だ!!
 
(5)口広げは、特に目新しい事がなく、今まで通り。
   (ただ、洋バシが通常使っている物より1サイズ大きくて、
   バネ感がほとんど無かった。どこのメーカーだろ?)
 
まー、ざっとこんな感じです(笑)。
 
作っていた時は、さほど目立たなかった口元の型の跡が、結構
クッキリついてましたねー(笑)。 
 
でも、細かい泡のついた、お気に入りのグラスです。
 
どうやったら、こういうのが出来るんだろう?
下玉作って、マーバーで転がしただけじゃー、これ程細かいの
出来ないんだよな ・ ・ ・
 
自分が下手だっていうのもありますが、なんか秘密がありそう。
今度は水を混ぜて、注射器で重曹つけてみようかな?
 
 

琉球ガラス体験

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吹きガラス日誌の方には、載せ切れなかったところをお伝えしたいと思います。
吹きガラス体験でのサンプル数は、200個あり、選ぶのにたいへん時間が掛かりましたが、中でも目を
引いたのは、ブラックライトを当てると蛍光するものでした。(でも結局、泡ガラスにしたんだけど。)
 
サンプルを決めた後に、「体験時間って何分ぐらいですか?」って聞いたら、「5、10分で出来ますよ!」
との事。
<体験で作ったグラス>



<型吹きの模様>


<ダブルチームならぬトリプルチーム>

<図1 叩き落し?>
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