グラマド的技法考察(ベンチ)
吹きガラスでは、色々な道具を使いますが、ベンチで行う
作業も最初の頃は大変だと思います。
 
すばやく入らないと、トロトロに溶けたガラスが硬くなるし、
竿をベンチに掛ける時に、回転が止まって座った時には
ガラスが「デローン!」と、自重で片側におっこっちゃうし。
 
そこで簡単ではありますが 自分なりの工夫を紹介します。
 
【Lesson1:ベンチの入り方】
今でもたまに、ベンチに入る時に竿の吹き口に”アゥッ!”
と、ぶつける事がありますが(笑)、説明したいと思います。
 
まず、入り方ですが習い始めた頃は、図1の様にベンチの
竿を転がすアーム部に対して、そこそこ直角気味に竿を、
置こうとしてました。 
 
これだと、竿を相当先の方まで送ってあげないと、自分が
ベンチに入るスペースを確保出来ません。
 
<対 策>
解決策ですが、図2に示すように竿とアーム部の角度を、
鋭角にして、横気味ではなく、縦気味に入ることベンチ入り
のスペースを確保することが出来ます。
(各工房さんのレイアウト上の問題もあるので、基本的には 
先生の指示に従ってくださいね) 
 
1つ問題点があるとすれば、竿を引き戻す時に角度が付き
すぎているので、アームに据わらせるのが、ちとめんどい
かもしれません。 
 
また、竿が瞬間的に止まり、ガラスの「デローン」に関してで
すが、今のところ仕方ないかな思ってます。
そこは、紙リンでカバーしましょう(オイオイ!)。
 
次回は、紙リンについて書きますので、お楽しみに。

<図2:ベンチの入り方改良型>

<図1:ベンチを上から見たマンガ>